三菱重工グループは、1884年の創立以来、多様化・複雑化する社会課題に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。近年はエネルギー供給の安定化、社会インフラの強靭化、サプライチェーンの高度化、防災・減災への対応、技術の進展など、社会や産業のニーズや環境が大きく変化しています。当社はこうした変化を「レジリエンス」をキーワードに事業機会と捉え、長年培ってきた高い技術力と最先端の知見で、産業・経済の発展と、安全・安心・快適で持続可能な社会の実現に貢献していきます。
▍造船業をベースに輸送インフラを製造
1884年、創業者である岩崎彌太郎が明治政府から長崎造船局を借り受けて事業を開始。技術力を活かして日本初の鉄製汽船をはじめ、タービン、内燃機、航空機、自動車等のさまざまな機械分野に進出し、事業の多角化を進めました。不安な世界情勢の下、当時最先端の技術は軍需でも活用される時代でした。
▍戦後復興を支える民生品の世界へ
戦後はさまざまな民生品の開発・製造に軸足を移し、日本の復興を支えました。1950年、GHQの財閥解体方針により3社に分割されると、製品規模をさらに拡大・多様化し、技術競争力を高めました。後の重厚長大産業のリーディングカンパニーに成長する礎となりました。
▍三重工合併により、大規模開発事業へ
1964年、分割された3社が再度合併し、新生・三菱重工業が発足。急増する電力需要や旺盛な民間設備投資に対応し、高度経済成長を支えました。その後、深刻な造船不況に見舞われた当社は、発電設備や航空機等の成長分野に注力するとともに、海外に活路を求めて事業のグローバル化を推進しました。また、宇宙開発に代表される高度な技術力で時代を切り拓きました。
▍持続可能な社会の実現に貢献
エネルギー需要拡大への対応と、環境負荷軽減の両立が課題となる中、世界最高効率のガスタービンや原子力発電プラント、CO2回収プラントなど、さまざまな製品やソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に向けて貢献しています。2021年には、カーボンニュートラル宣言「MISSION NET ZERO」を発表しました。