航空エンジンは、旺盛な航空需要に牽引され、新造およびアフターマーケット市場が拡大しています。短・中距離旅客機用のエンジン部品のさらなる需要増に応えるために長崎工場を拡張しました。最新鋭の自動化・省人化技術を導入し、燃焼器の一貫生産を実現するとともに、年間生産量1,500台レベルに向けて最終段階に入っています。
コンプレッサは、今後CCS※6や燃料用アンモニアなどの脱炭素分野を中心に伸長が見込まれています。オイル&ガス・石油化学プラント向けの豊富な実績を背景に、北米・中東を中心とした脱炭素型のエチレン・アンモニア・LNGプラント向け需要に積極的に対応し、CCS・水素関連の新たなニーズに応えるべく、製品開発を進めています。
舶用機械は、新造船市場におけるシェアの維持・拡大とアフターサービス拡大の両輪で事業運営しています。造船業界では、環境規制や燃料転換を巡る変化が続くものの、船体更新需要は依然として堅調であり、新造船発注は引き続き高水準で推移すると見込まれます。また、既存機器を環境対応仕様に改修するレトロフィット需要の継続も見込まれており、当社グループは新造船およびレトロフィットの双方での受注拡大に向けて取り組んでいきます。
※6 CCS: Carbon dioxide Capture and Storage
▍台湾電力・通霄発電所向け超大型GTCC発電設備プロジェクトを受注当社は2025年9月、台湾の公営電力会社である台湾電力(台湾電力公司)が苗栗県で運営する通霄(トンシャオ)発電所向けに、総出力280万kWの天然ガス焚きGTCC発電設備建設プロジェクトを受注しました。最新鋭のM501JAC形ガスタービンを中核機器とする5系列で構成され、2030年から2031年にかけて順次運転を開始する予定です。本プロジェクトは、既設設備の更新による発電能力の増強と環境負荷の低減を主眼としており、近隣地域で急増する産業用および家庭用電力需要を満たすとともに、台湾のネットゼロ目標達成の一翼も担っています。今回の超大型案件の受注は、これまでの豊富な納入実績や運転実績に基づく高い信頼性がお客様に評価された結果であると考えています。
当社グループは今後も、高効率で信頼性の高いガスタービン発電設備の普及に一層注力し、電力の安定供給に寄与するとともに、エネルギーの低・脱炭素化を促進し地球環境の保全に貢献していきます。
▍英国サイズウェルC原子力発電所向けポンプ5機種34台を受注当社は2025年6月、英国トリリアム・フロー・テクノロジーズ社(Trillium Flow Technologies、以下、トリリアム社)から英国サイズウェルC(Sizewell C)原子力発電所 1、2号機向けポンプ5機種34台を受注しました。
当社は、過去に英国のヒンクリーポイントC(Hinkley Point C)原子力発電所 1、2号機向けにポンプ5機種34台を受注・製作しており、これらと同一設計のポンプを今般、新たに受注したものです。
受注したポンプは当社で製作後、順次、トリリアム社へ納入し、トリリアム社での運転試験を経てサイズウェルC原子力発電所に納入される予定です。
当社は、本プロジェクトを支えるとともに、国内外の原子力市場への機器納入を通じ、世界の原子力発電の安全・安定運転、広範な国・地域の発展に貢献していきます。
▍通霄発電所完成イメージ ▍納入予定のポンプ