P.15 CFOメッセージ 建設的な対話を深め 資本市場との信頼関係を強固に/全体最適と領域拡大によるROIC向上のメカニズム
15 Messages from Management
CFOメッセージ
はありません。例えば、ガスタービンの生産能力増強活動にはITOの考え方を取り入れていますが、その効果は新設機の増産・増収に伴う限界利益の増加や、納入・稼働台数増加に伴う長期的なサービス売上の拡大など多岐にわたります(詳細はP23-24をご参照)。
そのため、ITOの定量効果は一部のみを切り取って測定することは適切ではなく、会社全体の成長として現れるものと考えています。
※2 ROIC: Return On Invested Capital(投下資本利益率)
建設的な対話を深め
資本市場との信頼関係を強固に
近年、資本市場からの当社グループへの期待は高まっていると考えています。当社グループが長年培ってきた技術力と提供する顧客価値への評価が向上し、高利益体質への転換や資本効率を重視した経営への理解と信頼が深まってきた結果であると認識しています。
こうした期待に応えていくため、私は、事業と資本市場をつなぐ架け橋となれるよう、株主・投資家の皆様との建設的な対話を一層深めていきます。対話の中で頂いたご期待やご意見を経営に適切にフィードバックするとともに、当社グループの成長戦略を分かりやすく発信し、資本市場との信頼関係をさらに強固なものとすることで、持続的な企業価値向上に努めていきます。
全体最適と領域拡大によるROIC向上のメカニズム
▍事業機会が生まれる分野
- レジリエンス
- 安全・安心の実現
- エネルギーの安定供給
- モノづくり産業基盤の再構築
- 社会インフラニーズの多様化
- BCMの強化
- 経済と環境の両立
▍ITOの基本概念 主要施策(例) 改善ドライバー
▍全体最適スリムな運営【縦】
- 標準化・モジュール化製品による事業高収益・低リスク化
- ライセンスビジネス拡大・パートナリングによる事業領域の拡大
- ローリスク・ハイマージンビジネス拡大 ▍横通し・連携【横】
- 専門家間のコミュニティ・ベストプラクティスの横通し・リスクの前捌きによる受注前のフロントローディングの強化
- ロスコスト低減
- コンカレントエンジニアリング※3・設計標準化・DFX※4の推進、共通技術基盤(技術・リソース)のフル活用による効率的な製品開発
- R&D投資効率向上
- 業務プロセスの標準化・自動化による共通システム活用促進、共同購買メリット追求
- 間接業務効率化
事業利益率向上収益性向上
▍領域拡大桁違いのスケール化
- 製造プロセス・設備の最適化とDX・AIの活用によるリードタイム短縮
- スループット向上・棚卸在庫適正化
- 受注前のフロントローディング強化による出荷前の工程遅延・納入後の不具合に起因した債権滞留の撲滅
- 代金回収早期化
- エキスパートの集中投入によるリーンな設備計画の策定・実行
- CAPEX効率向上
運転資本回転率向上
▍新たな価値創造
- DX・AIを活用したサービス事業の拡大
- 顧客ニーズの先読みと異分野連携による新しい付加価値の提供を通じた事業領域の拡大
- 売上規模拡大
固定資産回転率向上効率向上
ROIC向上
※3 設計・製造・調達などの関係部門が開発初期から連携し、製品開発を並行して進める手法。
※4 DFX(Design for X): 製造性、組立性、保守性など、後工程や製品ライフサイクル上の要件を設計段階から織り込む考え方。